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濃い映画2本。

昨日、午後からお休みしてジストへ。
だって『乱歩地獄』が24日までなんですも~ん。

ミュンヘン
  実話を元に作られており、アカデミー賞他、いろいろな映画賞を受賞している
  話題作ってとこでしょうか。
  スピルバーグ監督ですしね。
  ってことで、とりあえず観てみました。
  ミュンヘン五輪で、イスラエル人選手がパレスチナ人のテロの犠牲になり、
  それに対してイスラエル側は報復を決め、選ばれた5人がその役割を担います。
  当事者たちの心理は。。。。っていうのがテーマですね。
  報復によって生まれるものは、計画者側の自己満足に過ぎず、
  結局、根本的な解決にはならないんじゃないかと思いました。
  最後は、まぁなんとか救われる形で終わりますが。。。
  重い内容やけど、確かにいい作品なのでしょう。

乱歩地獄
  これ、前に映画館の予告上映で観て、映像がきれいだったのと
  エログロな感じもあったので(笑) 気になってました。
  江戸川乱歩の 『火星の運河』 『鏡地獄』 『芋虫』 『蟲』 の4作品が
  オムニバス形式になってて、全部に浅野忠信が出てます。

  『火星の運河』 : ん~。いまいち意味がようわからんかった。
              不思議な感じ。

  『鏡地獄』 : 主役の成宮寛貴くんがひじょ~~~~~~によかった!
           ホンマ、きれいやったのよ。
           ナルシスト、美青年の鏡職人なのですが、
           あんなに色気のある人やったんかと、びっくりした。
           成宮くんのSMシーンなんぞもあったりして。
           4作品の中では 一番好き。
           ちゅ~か、一番フツー。。。。に思える。この中では(笑)

  『芋虫』 : 松田龍平が独特の雰囲気。
          大森南朋が、これまた独特。 手足のない“芋虫”と表現されている役柄。
          大森さんの妻役の女優さんが、すっごくきれいな人なんやけど
          異常な役どころです。

  『蟲』 : 浅野さんがアレルギー体質で、強迫神経症(極端な潔癖症)の役柄。
        自分の好きな女優を あるきっかけで殺してしまい、
        死体を自宅に持ち帰って。。。。。あとはオフィシャルサイトでどうぞ(笑)

  『芋虫』 と 『蟲』 は、エロよりもグロの方がすごい。
  血とか人体を切るとか虫とか、普通に出てくるので、
  そういうのがダメな人は、観ない方がよいでしょう(笑)
  あたしは、こういうの嫌いではないんですが、それでも観終わってから
  しばらくはモヤモヤとしたものがず~~~っと残ったですわ。
  今でもそんな感じかも(--)

  4作とも、“究極の愛”を描いているように思いました。
  乱歩のこれら原作を読んだことがあるかどうか記憶にないのですが、
  映画を観てると 異空間に引き込まれたような感じで、
  どこまでが“普通”で どこからが“狂気”なのか、
  よくわからんようになります。。。怖い。
  それはそれで、作品として成功しているのかも。
by kajukaju12 | 2006-02-23 16:17 | movie・drama・stage


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