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おばあちゃん。

2月25日は 亡くなったおばあちゃんの誕生日だった。
生きてたら100歳だったということに気づいて
亡くなってもう14年も経つんやな~。。。と ちょっとびっくり。

私が生まれて4ヵ月ぐらいからお母ちゃんが仕事に復帰したので
おばあちゃんに面倒みてもらってたっていうのもあるのか、
ものすっごいおばあちゃん子だった。
長く糖尿病を患い、83歳のときには左足の親指が壊死になり、
2度の切断手術。
膝の下あたりから切断したので ベッド上での生活になったけど
家の中なら這って移動していた。

家族みんな仕事で、昼間は1人になってしまうけど
近所のお友達が 毎日のように遊びに来てくれていた。
笑顔がかわいく、人あたりがよかったので
みんなに好かれていたと思う。

編み物が得意で、靴下や帽子、チョッキなんかをよく編み、
家族や友達にあげるのが好きだった。
私も昔はひどい冷え性だったので
おばあちゃんによく靴下を編んでもらった。
すっかり冷え性が治ってしまった今も
形見として 大事にとってある。
おばあちゃんは、私の編み物の師匠でもあります。

新聞を毎日欠かさず読み、小説も好きだった。
私のお父ちゃん(おばあちゃんの息子)も私も読書好き。
きっとおばあちゃんの血だな~と思っている。

亡くなったのは 私が結婚して約3ヵ月後。
その日、仕事から帰って夕飯を作っていると、
玄関のドアをノックするような音が聞こえたと思い、
行ってみたけど 誰も来てなくて。
おかしいな~。。と思いつつ、また台所に戻った。
そのあと、某ダンナの実家へ用事で出かけたのが19時ごろ。
そこでお義姉さんと1時間ぐらい喋り、家に帰ると
実家の父から留守電が何回か入っていて。
かけなおすと、 「おばあちゃんが大変や」 と。
慌てて実家に行ったら もうおばあちゃんは天に召されていた。
朝から普段どおり元気だったのに、夕飯前に母が部屋に入ったら
ベッド上で倒れていたそうだ。
かかりつけの医師によると、急な心臓発作のせいだろうと。

私が玄関を見に行ったのと ちょうど同じぐらいの時間だったらしく、
ノックするような音が聞こえたのは
きっとおばあちゃんが最期に会いに来てくれたんだろうと思っている。

優しく、賢く、気の強いとこもあり、
足を切断したあとも 全然弱音を吐くことなく。
大好きなおばあちゃんだった。

おばあちゃんが亡くなって1週間後、
飼っていた犬のチビ太くんも亡くなった。
飼ってた4匹のなかで唯一の男の子。
溝っこも飛び越えられない 一番の根性なし。
でも愛嬌たっぷりの かわいい子だった。
足の不自由なおばあちゃんが 旅のお供に連れていったのかもしれないけど
あの子は役に立ってるのかな~ と、今でもときどき思う。

昨日の仕事帰り、なぜかおばあちゃんのことを思い出して
すごぉく会いたくなりました。
いつまでも忘れたくないので、ここに記しておいたわけで。
命日も、日が過ぎてから思い出したりするんよねぇ。。。
おばあちゃん、ごめんよ~。
またちゃんとお墓参りにでも行こうと思います。
by kajukaju12 | 2008-02-28 17:08 | life


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